バレエの舞台は平気なのにラジオ体操に行けない息子
昨日は僕が通院の為に、有給を取ったから朝は家にいた。昨日から、町内のラジオ体操が始まった。息子と一緒に行く約束をした。
日曜の夜にちゃんと目覚ましを6時にセットした。息子は行く気マンマン。僕は「目覚ましで起きたらパパを起こしてね。」と言って寝かせた。
昨日の朝、遠くの方で何かが聞こえる音で目が覚めた。起きて部屋のドアを開けると、息子の寝ている部屋から聞こえてくる。「ジリリリリリ〜」目覚まし時計の音だ。
急いで息子の目覚まし時計を止めた。時間わ見たら6時20分。あ〜あ、間に合わない。息子はまだ起きない。「こらっ!目覚ましなってんのに聞こえてないのか!」息子は寝起きが悪い。まだムニャムニャしている。のび太か?
結局、月曜日は初回にもかかわらず、行けなかった。学校の他のお友達は来ていたらしい。情けない。
今朝、僕は仕事なので、いつも通り5時45分に起きて、支度をしていた。今朝は6時になっても目覚ましが鳴らない。セットしてない・・・。ダメだこりゃ。6時に息子を起こしたが、今度は「はっ!」とした感じで起きた。
着替えるまでは良かった。でもその後がイカン。妻となんだかんだと揉めている。よく聞いてみると、一緒に行ってくれと言っている。僕には仕事だから言ってこない。妻は化粧をしないと外に出れない顔なので、無理なのだ。妻は一生懸命に断っている。
妻は「ラジオ体操の公園に行けばお友達がいるのに1人で行かないの?学校よりも全然近いでしょ?」息子は「1人じゃ嫌なの!」半分キレている。なんで?
そんな押し問答をしているうちに6時15分になり、僕が家を出る時間になったので「行ってきま〜す」と出発。この時は一応、母の部屋にも行って「行ってきます」と言っておかないと、また後でうるさい。自分の機嫌が悪いと素っ気ない「行ってらっしゃい」をされて、朝から嫌な気分になる時もある。面倒くさいことこの上ない。
僕は靴を履いて家を出た。息子も家を出た。「ようやく出たか、何とか間に合うだろうな。」と思ったら、あれっ?何だか泣いてる?どうした?と声を掛けると、「じいじがいないの。」まだ誰かと一緒に行くのを諦めていない。じいじは毎朝、ほうきを持って町内の掃除をするのがライフスタイルになっている。町内と言ってもかなり広いのでいつも探すのは苦労する。
僕は「早くしないと時間にになるぞ〜。あと5分だぞ!」と教えた。すると息子が公園と逆に走り出した。あくまでもじいじを探して一緒に行ってもらうつもりだ。情けないのと同時に頑固だ。
僕は息子と反対に歩き出した。今朝の事なので、息子がラジオ体操に行けたかどうかは分からない。
でも、バレエの舞台では全然知らない人ばかりの地方で踊る時、楽屋や舞台袖でも1人で平気なくせに、たかがラジオ体操は1人で行けないのは何でだ?みんな1人できているよ。と言っているのにダメなようだ。
今頃泣きながらじいじを探しているのだろうか?そして、泣いている孫を見たじいじは優しいから絶対に一緒に行ってくれるだろう。
じいじが見つかって、間に合えばの話だけどね。
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