子育てパパの成長日記

10歳の一人息子の子育てをしながら、日々気付いたことを書いていく日記です。脳梗塞を経験して、今は仕事と自宅の往復の中で無趣味の僕が楽しいことを見つけようとしています。

息子のバレエ舞台が始まった

息子のバレエ舞台の続き③です。

 

何だかんだで会場に到着。

会場までは妻のお友達が迎えに来てくれた。 

妻のお友達は元宝塚の人。もう結婚もしているのだが、40歳を過ぎてもやっぱりお美しい。

 

僕の育ってきた環境は男兄弟で野球やプロレス、ゲームと、まるでバレエや宝塚などの女性がやるようなものや芸術系には縁がなかった。だって、そんなもんでしょ?世の中の男性諸君は。

 

会場についてからかなり時間が余っているので、そこで軽くお食事をとることになった。いわゆる公共のホールなのでそこにあるレストランはいたって普通のレストランというか喫茶という感じのところ。ここでもお母さんは食べれもしないのにラーメンを注文した。僕はどうせまた残ったのが回ってくるだろうと思ってコーヒーしか頼まなかった。

 

お母さんと妻のお友達はお母さん同士もお友達のようだ。僕は初対面だったが、うちは年賀状で家族写真を必ず載せているので、僕の顔は知っていたようだ。ゲーハーだから妻より年上にみられるが、妻と今回も同じ年と言ったら驚かれた。慣れてます。ハイ。

 

お母さんと妻のお友達は昔話や今の近況について花が咲いていた。僕と義姉は一緒に座って話を聞いているだけ。それはそれで構わない。お付き合いだからね。そうこうしているうちにやっぱりお母さんのラーメンが回ってきた。「もう食べれない。」5分の4残ってますけど。。。

 

僕はまだ新幹線の食べ過ぎでお腹なんか空いていなかったが、頑張って食べた。こりゃ太るよね。

 

妻のお友達は10年くらい前に宝塚を退団した。「当時のトップの〇〇さんは今はどうしている」とか「テレビでよく見るあの夫婦は実は仲が良い」とか宝塚を知らない僕でも名前を聞いたことがある人の話は興味があって面白く聞いていた。普通の主婦になった今もたまに連絡を取っているというからうらやましい。

 

話をしている間に、妻が楽屋からちょいちょい出てきて、話の輪に加わった。息子は?と聞くと「一人でも全然平気よ。ほかの女の子たちにかわいいとか言われて常に周りに人がいて退屈はしていないみたい。本人も全く緊張していないみたいだし。」だって。

 

周りが気を使っていてくれるのは分かるが、ちょっとは緊張しろよ。

 

時間になり会場に入った。横浜からの出演者の家族ということで前のほうに優先席を確保してくれていた。よく見えるポジションでよかった。

 

幕が開き、始まった。

 

息子の出番は真ん中位。バレエは出演者ごと(作品ごと)にアナウンスが入り、作品名が読み上げられる。ついに息子が登場した。一人で立っている。ソロですか?

 

なんて生意気な。始まるときの表情を見ても全く緊張する様子がない。曲が始まり元気に踊って見せてくれた。小学校1年生にしては良くできた感じだった。

 

このまま終わってくれと願っていたが、一番の見せ場、舞台袖に回転しながら行くところでしくじった。当たり前だが、舞台が練習していたところより広かったので、舞台の端に行く事に気を取られて、回転が大きくなりすぎて、4回転目位で、バランスが取れなくなってフラフラ〜っとなった。会場からは「あ〜!」と心配とも言えるような声が上がった。

 

息子は練習では、舞台の端まで回転するように言われたのでそれを忠実に守ろうとしていたのと、本番だから今までで一番の回転を見せたのだ。回転にスピードが付いているのに、舞台の端に行こうと横に移動を無理にしたから、バランスを崩して、フラフラ〜となってしまった。

 

1年生の頭じゃしょうがないかな?家で妻と練習をして、僕がお手本を見せてやったのは全部きれいに出来ていたし、それだけは褒めてあげないとな、何て思っているうちに息子の踊りは終わった。

 

ぴょんぴょんとジャンプをしながら舞台の中央へ。可愛く両手で投げキッス。会場が笑いになった。そしてすぐに連続で側転をしながら舞台袖に戻ったが、この時も「わぁ〜!」と会場から声が出た。こんなチビがあまりにきれいな側転をするのでビックリしたのだ。

 

多分、体操教室ではこのくらいのチビがこのくらいの側転をするのはザラにいるだろう。

でも、バレエの舞台ではこんなことはしないだろうなぁ、ふつう・・・。

 

いろんな意味で息子は会場の目を釘付けにしたのだった。

 

まだまだ続く。

 

これ1冊できちんとわかるクラシック・バレエ入門 -大人のためのダンス・レッスン-

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