子育てパパの成長日記

10歳の一人息子の子育てをしながら、日々気付いたことを書いていく日記です。脳梗塞を経験して、今は仕事と自宅の往復の中で無趣味の僕が楽しいことを見つけようとしています。

息子の中の繊細さと鈍感力

息子の家庭環境は大人だらけの世界。一人息子だが、他はみんな大人。食事中もほとんどが大人中心の会話になる。特にお母さんが自分の話ししかしない。それか自分の得意ジャンルや、テレビで見た時事ネタ。僕とお姉さんは話を合わせるのに神経を集中させながら食べている。妻はさっさと食べて興味のない話には入ってこない。たまにお母さんに怒られている。「興味のない話でもそっぽを向くな」と。

でも、それを言っているお母さんが出来ていない。自分が話の中心じゃないと気が済まない。本人は否定しているが、誰が見てもそうだ。わからない話やちょっと機嫌が悪いとさっさと食べて部屋へ帰ってしまう。それはそれで僕らはホッとするのだが、あんな性格だから、外の友達にも合わせるということが出来ずに、友達が少ないのだろう。もし、僕が同級生だったら絶対に友達にはなっていない。

食事中は息子は会話に入ることはほとんどなく僕から見てもちょっとかわいそう。もっと楽しく食べたいんだけれど、食事中の会話は大体巨人のことか相撲、世界情勢、お母さんの好きな映画や歴史の話。お父さんも飽き飽きして会話には入って来ない。話が合わないのだろう。でもお母さんはお構いなし。鈍感力もここまで来ると無神経というのだろうか。男目線から見ても、このお母さんに何かしてあげようとか、買ってあげようという気にはなれない。お父さんの気持ちも少しはわかる。

息子は食事中は食べ方や、好き嫌いで注意されるだけ。妻が先陣を切って注意をする。それに合わせてお姉さんも注意をかぶせて来る。最後はお母さんがクドクドと言う。1回の注意で女性陣3人から言われると、僕でも素直に「はい」と言う前にうんざりしてしまうだろう。

息子には極力一緒にいてあげたいと思っている。多分、家は息子にはあんまり自由にできる時間と空間がないのだろう。昨日も僕は仕事から帰ってきてから、ベイブレード(今風のベイゴマ)で一緒に遊んで、寝る時も本を読んであげた。その間、妻は韓国ドラマを見ていた。僕の帰りが遅かったら息子は寝るまでの間、一人でつまんないんだろう。だから僕は残業のない今の仕事はちょうど合っていると思っている。収入面では激減だけれども。

こんな息子は外ではとても気を使う優しい子だと評判だ。とても繊細なのだろう。でもその分、家では鈍感さを発揮している。外でも家でも気を使っていたらストレスが溜まるし、大人になるまでに変な成長をしてしまいそうだから、僕はある程度の注意は女性陣に任せて、フォローの方に回っている。特に機嫌によってグチグチと言うお母さんには注意を払って息子のフォローをするようにしている。7歳の子にどこまで求めているのかと疑問に思う時もあるからね。

今の息子には、もう、有る程度の鈍感力が備わっていると思う。外より家の中の方が面倒なことが多いからね。僕がもしこの家で育っていたらと思うとゾッとする。僕は小さい頃はかなり自由に遊んでいたし、よく外でばかり遊んで近所の子とも遊んでいたから今の息子は退屈な時間が多いんだろうなぁと気の毒に思ってしまう。が、環境に対応する能力は子供の方が良いのだろう。この歳で大人の顔色を伺うことが出来る上に、ある程度怒られても引きずらないようになっていた。


大きくなってグレることはないと思いたいが、エネルギーの使い場所を親として見つけてあげられるように、息子にはしっかりと向かい合っていきたい。

せめて、会社で無視や急に態度を変えて冷たくする、今の僕の職場のような女性陣のような人間にはなって欲しくないな。

因果応報という言葉は僕はとても信じている。自分の行いが後になって自分に帰ってくる。僕は今は女性陣と距離をおき、無駄な話を一切せず、自分の仕事に集中している。自分以外の事には突っ込むこともやめて、聞いていないフリをしている。だって、あと1年ちょっとで移動が終わってサヨナラなのに、新しく問題を抱えることはないでしょう。周囲にも後1年だということを強調し始めて、なるべく仕事をふられないようにするようにした。仕事に集中した1年が来年の僕の異動という結果に繋がるように今は孤独でも頑張る気力の源になっている。

息子の今の辛抱は大きくなったら役に立つのかなぁ。