子育てパパの成長日記

10歳の一人息子の子育てをしながら、日々気付いたことを書いていく日記です。脳梗塞を経験して、今は仕事と自宅の往復の中で無趣味の僕が楽しいことを見つけようとしています。

転職経験7回の僕の体験話その9

嫌な感じ。

もう30再間近なのにまた転職か?

でも、今回ばかりは家族の頼み。

かと言って、将来、僕がこの個人営業みたいな会社を継いでいくのか?歴史もなくて、顧客もいなくて、まるでやっていることはブローカーだし。

僕は転職をするときは思いとどまることをしない。思いとどまって考えると結局辞めれなくなりそうだから。でも、初めて今回ばかりは悩んだ。

主任者不在は営業出来なく、僕には何日間かしか猶予がなかった。これが最後のチャンスと思い切ってオヤジと仕事をする事を決めた。

もはや、入社と退社慣れたものになっていた。恥ずかしくて匿名じゃなければこんな事書けないね。

僕は大手の不動産会社を1年未満で辞めることにした。

僕のオヤジはこのブログでは初登場だったかな?
前にも書いたことあったかな?
ちょっと覚えてない。


オヤジと仕事をするのはもちろん初めて。どんなもんかと数日間は様子を見ていた。意外に近所の大家さんやお年寄りがよく相談にくる。

オヤジは元々サラリーマンの時は経理が専門で、バブル期には一応、数十人程度の社員を抱えた社長さんだった。未だにバブルを夢見ているのか、バイタリティがすごい。しかし、センスがないと言わざるを得ない経営だったので、もちろんバブル期の会社は潰してしまっていた。

オヤジは毎月生きていくのがやっとな感じだったが、色んなお客さん?に相談を受けながらその流れで不動産を動かしているというスタイルのようだ。

営業だったらセンスは抜群。でも、オヤジには欠点があった。

儲かったらすぐに次に投資する。というか、それ儲かるの?っていう訳の分からない日銭商売をすぐに始めてしまう。

僕がオヤジのところに来てから、ブルブル震えるダイエットマシーンを何台か置いて小銭稼ぎをしていたり、ガチャガチャを置いたり、人を雇ってマッサージ屋をやったりしていた。

そうなると本業がおろそかになる。
しかも、そうした商売は大抵ハズレる。
僕はアドバイスをしても聞く耳を持たなかった。
結局投資した額がそのまま損になった。


数ヶ月経ったときに、大きな取引を終わらせて、纏まったお金が入った。僕はこれを元手に、不動産屋なら物件を買って、どんどんと増やしていこうと考えていた。

オヤジは違った。

何を考えているのか、美容室をやりたいという人にお金を出して、美容室を作ってオーナーになってしまった。しかも、お洒落とは言えない、床屋のようなビミョーな美容室。僕は口出しをすると必ずケンカになるので黙っていた。

また、そこから数ヶ月が経ったある日、オヤジは古民家風な貸店舗を見つけてきた。目線が完全におかしい。不動産屋なのに、何か商売をしようと企んでいる。そのおかしな目線で見た店舗で考えた商売は「居酒屋」。

誰がやるの?
お金は美容室で使っちゃったでしょ?


オヤジ「お前がやるんだよ!」

???

???

僕は訳が分かんなくなった。
僕は不動産屋。宅建主任者なの。
なんで居酒屋なんてやるの?

というか、居酒屋でバイトしたことあるけど、ホールだし。包丁なんてほとんど触ったことないし。

僕が反対してもオヤジは居酒屋を始める準備を進めていた。(全部自分でやれよ!)

居酒屋の準備が着々と進められた。


続く。