子育てパパの成長日記

10歳の一人息子の子育てをしながら、日々気付いたことを書いていく日記です。脳梗塞を経験して、今は仕事と自宅の往復の中で無趣味の僕が楽しいことを見つけようとしています。

就職や転職を考えている人へ!転職経験が32歳までで7回ある僕が今、幸せに暮らせている理由を教えるよ

この記事を書くにあたって

僕はあっという間にもう今年40歳。社会人になってからもう18年が経つね。そこで40歳の節目にこれまでの僕の仕事経験から抑えてほしいポイントを書いてみんなの就職、転職活動に少しでも参考になってくれればと思う。

 

まず僕の転職経験は7回ある。しかも32歳の時に今の会社に入るまででだ。

 

多すぎるね。失敗、失敗の繰り返し。今はいろんな業種の経験が仕事に生きているからいいけれど、何もこんなに人生の回り道をしなくてももっと若い頃に楽しめたんじゃないかと、今の自分から言ってあげたいくらい、失敗と苦労の道を来た。

 

結果として今は幸せだからこうやって記事にすることができているし、若い人たちに伝えておきたいと思ったので書いてみた。面接の方法や履歴書の書き方とかの記事ではなく、あくまで僕の経験から「転職の時はよく考えよう」、「転職する時の意気込み」みたいな考え方を書くよ。

 

まずは僕のスペックを紹介。

  • 三流大学出身
  • 在学中に宅建の免許と簿記3級とファイナンシャルプランナーの資格を所得
  • まだ学生の頃はDHC(我が家ではデブ・ハゲ・チビの事)ではなく見た目もそこそこ。体力も充分にあった。運動は何でもこなせるのが自慢。
  • 彼女もいて、学生生活よりも彼女が優先だった。

 

僕の転職経験は以下のとおり。(もちろん会社名は伏せますよ)

  1. 横浜の地元では昔からやっている賃貸メインの不動産屋 
  2. 1部上場のハウスメーカーの賃貸管理部門の営業
  3. 公益法人の事務職員(社団法人〇〇みたいな団体)
  4. 1部上場のメーカーの営業
  5. 大手不動産会社で売買メインの営業
  6. 父が一人でやっていた小さな不動産屋を助ける形で入る
  7. 1部上場のメーカーの総務

 

20代:世間知らずで何でもできると思っていた

高校生のうちからやりたい仕事があって、それに向けて専門学校や大学で専攻を選んでいる人には、参考なならないかも。

 

僕は将来の目標とかもなく、大学に入って大学生くらいになるという典型的なおバカさんだった。いい加減に3年生くらいになったところでどんな会社でどんなことをするのかというとこを考える時期に来ていた。

 

学生時代に宅建と簿記をFPを取ったから、不動産会社しか考えていなかった。今考えれば、地元の信用金庫とか企業の総務部門とか他にもたくさん選択肢があっただろうに。ばかだなぁ。

 

ここで学生時代や若いうちに陥りがちなのが、自分で決めつけて業界を絞ってしまったり、情報をよく見て検討しないということ。初めの就職が後々、もし転職をすることになったら履歴書に書かれることになる。次の会社でどんなことをやってきたのか面接の時に話さなければならない。後の転職した人生を大きく左右することになるから一番時間をかけて検討してほしい。

まとめると、

  • まずは業界や業種を絞らず色々な業界を調べて、業界や分野の知識を得る。
  • やりたいことが意外と自分の考えていない業界の中に、ピンポイントで「この業種」として募集があったりする。
  • ネットの就職サイト以外で、ハローワークや市役所、県庁等の広報に職員募集の記事があったりする。こういうあまり表に出ない募集は地元の広報誌を要チェック
  • もしやりたいことが定まらない人は、自分のできる能力を考えて少なくても数年はできそうな仕事内容を選ぶ。なぜって?仕事が始まったらその仕事があなたのスキルとなるから。

僕はたった2年間で転職経験の1〜3まで行ってしまった。3の公益法人はまったりしていて僕には持て余すくらい、時間の余裕があったし、休みがダントツに多かった。しかし、世間知らずな僕は「このまま何もできない自分で定年迄行ってしまっていいのか?」と逆に悩んでいた。今の僕なら過去の自分にここで転職を強く止めていただろう。僕はスキルアップを目指して転職してしまった。ここから地獄の転職人生の始まりだった。

 

30代:人生の苦さを経験しやっと大人ななれた

20代の後半でまったりとした会社員生活から抜け出し、営業の世界へ飛び込んだ。

営業と言っても結構幅がある。お得先を回ってほぼ定時に帰れる営業もあれば、終電ギリギリまでやる営業もある。僕が入った会社の営業は後者だった。1週間のうち1回は終電を逃し、営業車で自宅まで帰ることもあった。営業と言ってもいろんなスタイルがあるからこの職種だけは本当に注意してほしい。よっぽど営業向きな人でないとまず脱落する職種だ。僕には激務すぎて脱落した。原因は睡眠不足と過労。元旦から会社に内緒で仕事をしたりもしていたし、完全にオーバーワークだった。自分の力を過信した結果だった。僕は営業なんかに向いていなかった。この時に挫折を味わったのと、公益法人を辞めたことを後悔した。

 

30代で転職をする人はここを気をつけよう

  • 20代で培ってきたスキルを活かせる仕事を探そう。
  • もう転職者となると即戦力扱いされるので、周りの目がある程度仕事ができる人が入ってくると思われる。
  • 未経験での転職はやはり厳しい。最低限の社会人としてのスキルは必須。異業種や違う職種で転職するときは必ず中途でもOJTや研修制度があるところを選ぼう。
  • 面接で履歴書の強さがない時は、熱意と目力と誠意で人柄をアピール

 

僕はほとんどが会社員を経験しているが、一時父と不動産屋をやっていた時は社長という肩書きだった。(社員2人だけだけど・・・)

 

自営業はすごく面白かったし、自由に動けた。この時、自分のスタイルの営業というのが出来た。ここまで来るのにすごく苦労したなぁ。会社はだいぶ儲かった。しかし、父と意見衝突があり堅実な経営をしない父に決別をして、僕は再び会社員に戻った。案の定、父の不動産屋は潰れた。

 

32歳:転職だらけの履歴書での転職活動

切羽詰まっていた。この時、不動産屋がうまくいくと思って今の妻と結婚した。結婚後給料が入らない状態が1年近く続き、妻は離婚を考えたという。僕は昼も夜も働きながら、父との決別のために仕事の合間を縫って、転職活動を続けた。履歴書に書いた転職回数6回、この履歴書ではどこも書類選考で落とされる。でも、面接にまでこぎつけた会社が今の会社だった。

 

面接の時に筆記試験もあり、勉強からかなり遠のいていた僕は半分も出来なかった。面接では、今の現状を切実に訴え、「何でもやりますからお願いします。」と営業のように食い下がった。結果、僕は採用してもらえた。心から感謝だった。

 

入社後に仲良くなった人事担当からお酒の席で聞いたが、当時の募集1名に対して応募が76名もあったらしい。76名中1名が僕???

 

結果、なぜ僕が採用されたのか聞いたらこんな答えだった。

 

「私も部長も、あなたの今まで苦労してきた話と面接での熱意と人柄がはっきりと伝わってきたからだ。」僕はお酒の席で涙をこらえるのが精一杯だった。こんな履歴書真っ黒な僕を面接でしっかりと受け止めてくれた会社には頭が上がらない。

 

自分の今までのスキルはほとんど役に立たない仕事だけど大手なのでOJTをして頂き、一人前になれた。中途入社ということもあり、入社4年ですぐに部署の班長に抜擢もしてもらえた。感謝。

 

今では安定してお給料をもらえて、息子も生まれて不自由ない生活が送れている。3年前に脳梗塞になったが、会社は有給制度もしっかりしていてその間も給料が減ることはなかったし、周りの人が仕事をカバーしてくれたので助かった。

 

最後に:就職や転職を考えている人にメッセージ

就職・転職は非常にパワーが要る。会社選びから履歴書作成、アポイントから面接。採用されるまで延々と続く。とにかく履歴書の学歴やスキル、職歴に自信がない人はどれだけ面接で熱意と誠意と人柄を伝えられるかがポイントだよ。僕は今までに50社くらいは面接を受けてきたけど中には意地悪な質問をする面接官もいる。決して表情には出さずに、さらっと切り返すくらいの余裕をもっていこう。どうせそんな意地悪な質問はまともな答えを待っていなくて、その人の反応を見ているんだから。

 

採用されたら本当に疲れるのは入社した後。会社に慣れるまで、周りの人と仲良くなるまで、一人前になるまでには相当疲れる。疲れるのは体ではなく神経。最低3ヶ月は疲れも溜まるけど頑張ろう。色々と仕事を任せてもらえるようになったら一人前!みんなに認められた証拠だ。

 

 就職や転職で考える条件は人それぞれだが、転職を単独で決められるのは独身の時だけ。失敗できるのも独身の時だけ。たくさん失敗しろとは言わないが、失敗をして学ぶこともある。仕事選びでは失敗をして学ばないほうがいいだろう。会社に不満があるのは、ほとんどの人がそうだし、好きな人同士だけで仕事ができないのが会社だ。

 

会社員は雇用されているのだから我慢も必要。その代わりに有給や福利厚生の権利がある。

 

「♪会社員は気楽な稼業と来たも〜んだ」と植木等の歌みたいに気楽に考えよう。

そしてストレス発散の手段を見つけよう。

 

僕のこんな低いスペックで転職をこれだけして、採用してもらえた経験が読んでいる人の自信になってもらえればと思う。僕が就職・転職をしていた時期はいずれも就職氷河期リーマンショックの時だったからね。

 

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