子育てパパの成長日記

10歳の一人息子の子育てをしながら、日々気付いたことを書いていく日記です。脳梗塞を経験して、今は仕事と自宅の往復の中で無趣味の僕が楽しいことを見つけようとしています。

毎日「今日は何時に帰ってくるの」と聞かれる嬉しさ

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毎日、朝に「行ってきま〜す」と言って出かけるときに息子が「パパ、今日は何時に帰ってくるの?」と聞いてくる。

 
この質問に対して、ほとんどが毎日同じ答えなんだけど、とても嬉しい。
 
「今日も7時頃かなぁ」と答えると「行ってらっしゃ〜い」と元気に送ってくれる。
 
これが毎日の幸せというやつか?
当たり前と思っている事が、突然なくなったら寂しいだろう。
 
つい半年前に、いつものように毎日が過ぎていく中で義兄が突然に亡くなった。半年が過ぎても未だに家族の幸せを引っこ抜かれた感じがする。
どこに行くにも足りない感じはなかなか埋まるものではなかった。
 
毎日同じような生活をしている中で、ふと今日、通勤中のバスの中で「幸せ」について窓の外の景色を眺めながらぼーっと考えた。
 
日本人は世界の中で見ても幸せな国だろう。ニュースで見るように貧しい国や犯罪の多い国や、テロや内戦が起こっている国がたくさんある中で、都知事のセコい使い込みが大々的にニュースになるくらい日本の人々は平和ボケをしている。逆に言えばそれだけ安全で住みやすい国であるということだ。しかし、日本人は幸福度ランキングではあまり上位にいない。幸福と思っている人が少ないのが事実である。ほとんどの人が今の生活が当たり前と思って、それに幸せを感じることができないでいる。物や情報があふれて何でも手に入ってしまうからだろう。
 
確かに日本にも困っている人はたくさんいる。お金に困っていたり、熊本の震災のように住まいを失ってしまった人もいる。病気で満足に日常を送れない人や、様々な家庭の問題を抱えている人もいる。
 
自分の生活、家族、仕事、振り返ってみてどうだろう。毎日に変化がなく、大きな不満もない、そんな生活や環境から抜け出してテレビで見るような夢のような暮らしや旅行なんかを理想にしている。でも、今の生活から仕事を突然失ったら?家族を失ったら?住まいがなくなったら?と考えてみると、今の状況が幸せなんだと思えてくる。
 
息子がすくすくと育ち、毎朝「パパいってらっしゃ〜い」と言ってくれる幸せは何にも代えられない。最近、僕は家庭を持ち息子を育てて行く生活の中で、家族や友達と色んな時間を過ごせる思い出の積み重ねが幸せだと思えるようなパパになってきたと思う。
 
今まではこんなことを考えたこともなかった。やっぱり今年40歳になるし、色々と考えるような歳になったのかなぁと感じた。
 
と書いている横で妻が幸せそうに寝言を言いながらスヤスヤと寝ている。
この光景も幸せなのだろう。