子育てパパの成長日記

10歳の一人息子の子育てをしながら、日々気付いたことを書いていく日記です。脳梗塞を経験して、今は仕事と自宅の往復の中で無趣味の僕が楽しいことを見つけようとしています。

脳梗塞を経験した人の3割の人がうつ病になる?

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僕は脳梗塞になってから4年が経ちました。
病後1年半位は後遺症に悩まされました。
でも今では、元気にやっています。

脳梗塞になった人がなぜうつ病にかかりやすいかと、そうならないために自分の経験も入れて書いてみたいと思います。

病後にどんな精神状態なるか


まず、脳梗塞を発症して入院して治療に専念します。何らかの後遺症が出た人はもう、ここからストレスは始まっています。体の一部が麻痺したり、今まで通りに話せない人はショックを受けます。ただ、入院をしているのでリハビリで何とか回復させようとしてまだ頑張る気力があります。

僕は幸いに視界が少しなくなっただけで済んで、入院生活はリハビリもなく体は元気なので会社の同僚には申し訳なかったけど、ゆっくりと療養できました。

リハビリが長引いたり中々思うようにいかないと、段々とストレスになり、超前向きな人以外は大抵挫折感を味わうようです。


退院後に日常生活に戻ってからが大変

比較的軽い後遺症で済んだ僕は、10日間入院して、退院後に自宅療養を2週間してから職場復帰しました。

職場復帰したと言っても、やはり脳の疲れと入院中や自宅ではあまり感じなかった慣れない視界にかなり疲れてしまいました。
脳梗塞は治っていたのだけれども、毎週のように気持ち悪くなり遅刻や早退をすることもしばしば。通勤途中で気を失い救急車で運ばれたこともありました。
大事をとって更に5日入院もしました。

自分の気持ちでは早く仕事に戻って、遅れを取り戻さないとという気だけが焦り、体がついてこれなかったんです。

視野狭窄と眩しい光がダメになっただけの後遺症の僕がこれだけ大変な思いをしたということは、半身不随になったり、上手くしゃべれないという後遺症になってしまった人はもっと大変な思いをしているはずです。ましてや、そのような人は周りの家族からの支えがないと生活が困難でしょうから申し訳ない気持ちも出てきてしまうでしょう。

どんどんと気持ちは落ち込みがちになります。周りの人と接することに対しても遠慮がちになります。

気が付けば、無気力という状態になりやすいです。僕も復帰から1年半経って、仕事で大きな担当を任された時に仕事量に体がついて行けずに、仕事中に具合が悪くなり会社の診療所で寝たことが何度もありました。仕事でPCを見すぎというのと、各所との折衝で脳が相当疲れてしまって具合が悪くなるパターンです。
体がついていけず、会社のみんなに迷惑をかけているという罪悪感からうつ傾向になっていたと思います。心療内科にも通いました。


無理をしないでやれる範囲のことをやろう、そして今の自分を受け入れよう

無理は禁物です。病気になったのだから。
そして、周りに迷惑をかけていると思う発想から、周りに助けてくれてありがとうと感謝の気持ちでいることで明るくなれます。感謝の言葉を伝える時は笑顔で。手助けしてくれる人も気持ち良くしてくれます。

僕は自分の体のことや仕事との兼ね合いを上司に話して、理解をもらい仕事の担当を変えてもらいました。今では、無理なく定時退社をして体をゆっくりと休めて、家族と過ごす時間を大切にしています。

自分の病状を相手にも理解してもらい、無理をせずに感謝の心で過ごしていけば、気持ちもいくらか楽になるでしょう。